材質 - 炭素鋼
NC旋盤加工の複合旋盤加工.comでは、炭素鋼(S10C、S15C、S17C、S20C、S25C、S35C、S45C、S48C)等特殊鋼の金属加工に対応致します。
種類 | コスト | 切削性 | 市場性 | 熱処理性 | |
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炭素鋼 | S10C | ◎ | ○ | △ | ○ |
S15C | ◎ | ○ | ◎ | ○ | |
S17C | △ | ○ | △ | ○ | |
S20C | ◎ | ◎ | ◎ | △ | |
S25C | ○ | ◎ | ○ | △ | |
S35C | △ | ◎ | △ | △ | |
S45C | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
S48C | ○ | ◎ | ○ | ◎ |
炭素鋼は、一般的にSxxCの形式で表されます。xxは炭素含有量を示し、Cは炭素鋼を意味します。S10C、S15C、S17C、S20C、S25C、S35C、S45C、S48Cは、炭素鋼の代表的なグレードです。以下に各特性について説明します。
コスト
炭素鋼は、低コストで高品質な材料です。炭素含有量が高いほど、一般的には材料コストが高くなりますが、他の高級合金鋼と比較するとコストは低いです。
切削性
炭素鋼の切削性は、炭素含有量と密接に関連しています。炭素含有量が低いほど切削性が良く、高いほど切削性が低くなります。S10CやS15Cは切削性が良い一方、S45CやS48Cは切削性がやや劣ります。
市場性
炭素鋼は多くの業界で広く利用されており、需要が高いため市場性があります。自動車や機械部品、建築資材など、さまざまな分野で使用されています。
熱処理性
炭素鋼の熱処理性は、炭素含有量によって異なります。炭素含有量が高いほど、焼入れ性や焼き戻し性が向上します。S45CやS48Cは高い炭素含有量を持つため、優れた熱処理性を示します。
溶接性
炭素含有量が低い炭素鋼は、良好な溶接性を持ちます。S10CやS15Cは、比較的溶接性が良いですが、S45CやS48Cのような高炭素鋼では、溶接性が低下し、予熱や後熱処理が必要になる場合があります。
カシメ性
炭素鋼は、炭素含有量が低いほど、良好なカシメ性があります。S10CやS15Cは、優れたカシメ性を持ち、自動車や建築資材などの分野で利用されています。