材質 - 一般構造用圧延鋼
NC旋盤加工の複合旋盤加工.comでは、一般構造用圧延鋼(SS400、SGD400、SS41)等材質の金属加工に対応致します。
種類 | コスト | 切削性 | 市場性 | 熱処理性 | |
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一般構造用圧延鋼 | SS400 | ◎ | ○ | ◎ | △ |
SGD400 | ◎ | ○ | ◎ | △ | |
SS41 | ◎ | ○ | ◎ | △ |
一般構造用圧延鋼(SS400、SGD400、SS41)は、建築や機械構造部品など様々な用途に広く使用される材料で、以下の特性があります。
コスト
一般構造用圧延鋼は、低炭素鋼であるため原材料費が比較的安価であり、大量生産が可能です。
切削性一般構造用圧延鋼は低炭素鋼であり、比較的柔らかいため、切削加工が容易に行えと言われているが、実際には不純物も多く切り粉がつながりやすくやや加工しづらい。
市場性
SS400、SGD400、SS41などの一般構造用圧延鋼は、世界中で広く使用されているため、市場性が高く、調達が容易です。また、国際規格に準拠しているため、国内外での取引がスムーズに行えます。
熱処理性
一般構造用圧延鋼は、炭素含有量が低いため、焼入れや焼戻しの熱処理には限定的です。ただし、アニーリングやノーマライジングなどの熱処理は適用可能で、加工性や寸法安定性を向上させることができます。
溶接性
低炭素鋼であるため、一般構造用圧延鋼は良好な溶接性を持っています。溶接時の前処理や後処理が容易で、溶接歪みやクラックの発生も抑制されます。
カシメ性
一般構造用圧延鋼は、比較的柔らかいため、カシメ加工が容易に行えます。この特性により、接合部の強度が向上し、部品の形状変更も容易に行えます。