材質 - クロムモリブデン鋼(合金鋼)
NC旋盤加工の複合旋盤加工.comでは、クロムモリブデン鋼(合金鋼)(SCM415、SCM435、SCM440)等特殊鋼の金属加工に対応致します。
種類 | コスト | 切削性 | 市場性 | 熱処理性 | |
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クロムモリブデン鋼(合金鋼) | SCM415 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
SCM435 | ◎ | △ | ◎ | ◎ | |
SCM440 | △ | △ | ○ | ◎ |
クロムモリブデン鋼(合金鋼)は、SCM415、SCM435、SCM440といった種類があり、それぞれの特性が異なります。これらの材料は、切削加工に広く使用されています。
コスト
一般的な炭素鋼に比べて価格が高くなっています。
切削性
一般的に、クロムモリブデン鋼は切削性に優れており、加工性が高いです。ただし、強度が高いほど切削性は低下します。SCM415は切削性が最も高く、SCM440は最も低いです。
市場性
クロムモリブデン鋼は広く普及しており、市場性は非常に高いです。特に自動車や航空機産業などの高い強度と耐久性が求められる分野で使用されています。
熱処理性
熱処理性は、材料が熱処理によってどれだけ硬さや強度が向上するかを示します。SCM415は熱処理性がやや劣りますが、SCM435とSCM440は熱処理性に優れており、特にSCM440は硬さと強度を発揮します。
溶接性
クロムモリブデン鋼は溶接性が比較的良好ですが、材質ごとに異なります。SCM415は最も溶接性が高く、SCM440は最も低いです。
カシメ性
カシメ性は、材料が変形加工に適しているかを示すもので、これもクロムモリブデン鋼には大きな違いがあります。SCM415はカシメ性が最も高く、SCM440は最も低いです。